発表によりますと日本航空の昨年度1年間の決算は、売り上げが6827億円と前の年度より40%余り増加しましたが、最終的な損益は1775億円の赤字となりました。
最終赤字となるのは2年連続で、新型コロナの感染拡大の影響が長期化し、利用客が大きく落ち込んだことが主な要因です。
一方、今年度の需要については感染拡大前の2019年度と比べて、国内線は90%程度、国際線は45%程度にまで回復すると見込んでいます。
この結果、来年3月までの1年間の業績の見通しは、最終利益が450億円の黒字に転換すると予想しています。
6日の会見で日本航空の赤坂祐二社長は「今期は不退転の決意で黒字化を達成したい。原油高などの逆風も十分打ち返していける」と述べました。
各社によりますと、航空業界では、大型連休以降も需要は堅調だということでANAホールディングスも今年度は最終的な利益が210億円の黒字に転換すると見込んでいます。
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日本航空 最終的な損益 1775億円の赤字 コロナの影響が長期化
航空大手の日本航空が6日発表した昨年度1年間のグループ全体の決算は、新型コロナの感染拡大の影響が長期化しているため、最終的な損益は1775億円の赤字となりました。最終赤字は2年連続ですが今年度は需要の回復を背景に黒字に転換する見通しだとしています。
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