NY市場 ダウ平均株価 一時1300ドル超急落 インフレ懸念など

5日のニューヨーク株式市場では幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、1300ドルを超える値下がりになりました。
インフレと金融の引き締めが景気回復を鈍らせることへの懸念が改めて強まり、ことし最大の値上がりとなった4日から一転して急落しました。

5日のニューヨーク株式市場では取り引き開始直後から幅広い銘柄に売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は一時、1300ドルを超える値下がりになりました。

アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が決めた大幅な利上げをめぐって、4日の市場では楽観的な受け止めが広がり、900ドルを超えることし最大の値上がりになっていましたが、この日は一転して急落しました。

当面の利益を確保するための売り注文が出たほか、原油価格の高止まりやアメリカの長期金利の上昇を背景に、記録的なインフレと金融の引き締めが景気回復を鈍らせることへの懸念が改めて強まりました。

ダウ平均株価の終値は前日に比べて1063ドル9セント安い3万2997ドル97セントで、下落幅は、終値としておととし6月以来、1年11か月ぶりの大きさとなりました。IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も4.9%の急落となりました。

市場関係者は「FRBの金融引き締めをめぐって、前日は0.75%の大幅な利上げには慎重だとの受け止めから株高につながったが、この日は長期金利の上昇などをきっかけに引き締めが景気に及ぼす悪影響などが意識された」と話していて、FRBの金融政策をめぐって株価が激しく乱高下する状況になっています。