G20 APEC ASEAN 議長3か国 共同声明でロシアを会議に招く姿勢

G20=主要20か国やAPEC=アジア太平洋経済協力会議などのことしの議長国を務める東南アジアの3か国が共同声明を出し、ロシアを含むすべての参加国などを会議に招く姿勢を示しました。
ロシアの出席の是非をめぐって会議の参加国の間で対立が深まる中、建設的な話し合いを呼びかけるねらいがあるとみられます。

共同声明を出したのはインドネシア、タイ、カンボジアの3か国で、それぞれG20、APEC、ASEAN=東南アジア諸国連合のことしの議長国を務めています。

いずれも11月にアメリカや中国、ロシアを含め20前後の国や地域が参加する首脳会議を控えていますが、声明ではこれらの会議について「地域的、また世界的な平和と安定を維持するためにわれわれはすべての参加国や利害関係者と共に働き、協力の精神を確かなものにする決意だ」としてロシアを含むすべての参加国や利害関係者を招く姿勢を示しました。

ウクライナへの軍事侵攻以降、G20ではロシアの出席の是非をめぐって参加国の間で対立が深まり、議長国のインドネシアが板挟みとなる事態も起きています。

そうした中、3か国は共同で声明を出すことで議長国に圧力をかけようとする動きをけん制するとともに、建設的な話し合いを呼びかけるねらいがあるとみられます。

岸田首相「今後の情勢変化なども見極め対応」

岸田総理大臣は訪問先のイタリアで記者団に対し「国際社会はロシアとの関係をこれまでどおりにすることはできない。G20=主要20か国をはじめとするさまざまな国際会議までには時間がある。今後の情勢の変化などもしっかり見極めたうえでそれぞれの国際会議の議長国と意思疎通を図りながら対応を考えていくのが基本的な姿勢だ」と述べました。