歌舞伎の伝統興行「團菊祭」3年ぶり開催 人気俳優が観客を魅了

新型コロナウイルスの影響で中止が続いた伝統的な歌舞伎の興行「團菊祭」が2日、3年ぶりに東京の歌舞伎座で幕を開き、当代きっての人気俳優たちが観客を魅了しました。

「團菊祭」は、明治時代に活躍した九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の功績をたたえるために開かれる歌舞伎の特別興行ですが、おととしと去年は、新型コロナウイルスの影響で開催されませんでした。

観客数の制限や会場での飲食の禁止など感染対策を徹底したうえで、ことしは3年ぶりに行われることになり、東京・銀座の歌舞伎座で初日の幕が開きました。

このうち「暫」に出演した市川海老蔵さんは、おおらかで勇壮な立ち居振る舞いで会場を華やかに盛り上げました。
能の作品をもとにした「土蜘」では、ツチグモの精を演じる尾上菊之助さんが、父の七代目菊五郎さんと共演し、緊張感にあふれた舞台を披露しました。

公演のあと70代の女性は、「ずっと楽しみにしていた公演で、生の迫力が伝わりました。演技もすばらしかった」と話していました。

「團菊祭」の公演は、今月27日まで開かれます。