ニュージーランド 日本などからの観光客や留学生受け入れ再開

新型コロナウイルスの水際対策の緩和を進めるニュージーランドは、2日からワクチン接種などを条件におよそ2年ぶりに日本などからの観光客や留学生の受け入れを再開しました。

ニュージーランドではおととし3月から外国人の入国を原則禁止してきましたが、ことし2月下旬から段階的に水際対策の緩和を進め、2日からワクチン接種の証明や、検査の陰性証明を条件に、日本などからの渡航者の受け入れを再開しました。

具体的には、日本やアメリカなど短期の滞在にビザを不要としている国からの観光客や留学生で対象は60か国に上ります。

ニュージーランドのオークランド空港では2日、友人や家族との久しぶりの再会を喜ぶ人などの姿が見られました。

アメリカから新婚旅行で訪れたという2人は「ずっと行ってみたい場所だったのでとてもわくわくしています。ラフティングなどを楽しみたいです」と話していました。

ニュージーランドのアーダーン首相は、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた経済の立て直しには観光業の回復が欠かせないとしていて、今後、海外からの観光目的の渡航やビジネスの本格的な再開が期待されています。