競泳日本選手権【最終日結果】池江 50m自由形で優勝 今大会3冠

競泳の日本選手権は1日、大会最終日の競技が行われ、女子50メートル自由形で池江璃花子選手が優勝しました。池江選手は今大会優勝した3種目で、いずれも白血病から競技に復帰した後の自己ベストを更新しました。

競泳の日本選手権は横浜市都筑区の横浜国際プールで先月28日から開催され、1日は大会最終日の競技が行われました。

このうち女子50メートル自由形に出場した池江選手は、今大会4種目めの決勝のレースに臨み、体力的に厳しいコンディションながら伸びのある泳ぎで24秒78で優勝し3冠を達成しました。

池江選手は今大会で50メートルバタフライと100メートル自由形に続いてこの種目でも白血病から競技に復帰したあとの自己ベストを更新しました。

池江選手はこのあと行われた100メートルバタフライの決勝にも出場し、58秒82で4位でした。
池江選手は、「気持ちよく2種目とも泳げた。正直、復帰後のベストタイムは狙っていなかったので、逆にそんなに出たんだという感覚の方が強い」と話していました。

100メートルバタフライについては、「泳ぎの切り替えをうまくできず前半のスピードをうまく生かせなかった。種目をスイッチするレースで自分に何が必要か学べたので次に必ず生きてくると思う」と話していました。
このほかの種目では女子200メートル背泳ぎで、高校1年生の成田実生選手が2分10秒45をマークし優勝しました。
成田選手は、「まさか優勝できると思わずベストも縮められてすごくうれしい」と笑顔で話しました。
成田選手は今大会、200メートル個人メドレーで2位、400メートル個人メドレーで3位に入り、ことし9月のアジア大会への出場が内定していて「初めての国際大会で緊張するが、ベストタイムで決勝に進むことを目標にしたい」と意気込んでいました。

【最終日 主なレースの結果】

男子200m平泳ぎ決勝 花車が初優勝

男子200メートル平泳ぎは花車優選手が2分9秒37で優勝しました。前半抑え気味のペースで入った花車選手は、得意の後半に力を発揮し、残り50メートルで抜け出して日本選手権で初優勝を果たしました。
花車選手は3月に行われた世界選手権などの代表選考会に続く優勝でしたが「このタイムでは、まだ世界では戦えない。予選からしっかりといいタイムを出して世界でいい位置を取れるよう頑張りたい」と気を引き締めていました。
1位 花車優 2分09秒37 
2位 廣島偉来 2分09秒58 
3位 武良竜也 2分09秒68 
4位 佐藤翔馬 2分10秒22 
5位 瀬戸大也 2分10秒64 
6位 石田竜一 2分10秒68 
7位 山尾隼人 2分11秒11 
8位 平河楓 2分13秒09

女子200m平泳ぎ決勝 今井が初優勝

女子200メートル平泳ぎは今井月選手が2分25秒18で優勝しました。今井選手は、序盤から大きなストロークの伸びやかな泳ぎで先頭に立ち、50メートル平泳ぎを制した鈴木聡美選手の追い上げを振り切りました。
日本選手権で初優勝となった今井選手は「日本選手権は、12歳のときに初めて出場してから優勝することを目標にしていた。ここで勝ててすごくほっとした。この種目は自分のプライドを持って臨んでいる」と笑顔を見せながら話しました。
1位 今井月 2分25秒18 
2位 緒方温菜 2分25秒92 
3位 鈴木聡美 2分26秒04 
4位 松本悠里 2分27秒29 
5位 楠田夢乃 2分27秒49 
6位 宮坂倖乃 2分27秒74 
7位 佐藤琴美 2分28秒40 
8位 横田心愛 2分29秒22

男子100mバタフライ決勝 水沼が優勝

男子100メートルバタフライは東京オリンピック代表の水沼尚輝選手が51秒23で優勝しました。ことし3月に行われた世界選手権などの代表選考会で日本記録を更新した水沼選手は、川本武史選手との競り合いを粘り強い泳ぎで振り切りました。
水沼選手は「51秒台前半のタイムを目標としていたので実現することができてよかった。後半、しっかりとスピードを上げようと大会に臨んでいたので決勝でもそれができてよかったと思う。今後は、50秒台のタイムを狙うことが世界で戦うための重要なテーマになるのでそこを常に意識しながら練習とレースを積み重ねていきたい」と先を見据えました。
1位 水沼尚輝 51秒23 
2位 川本武史 51秒72 
3位 松元克央 51秒85 
4位 塚本康介 52秒22 
5位 田中優弥 52秒38 
6位 寺門弦輝 52秒41 
7位 赤羽根康太 52秒42 
8位 西田拓郎 53秒10

女子100mバタフライ決勝 牧野が優勝 池江は4位

女子100メートルバタフライは牧野紘子選手が58秒28で優勝しました。牧野選手は終盤、粘り強い泳ぎで予選トップの相馬あい選手や今大会、3種目で優勝している池江璃花子選手などをかわして自己ベストを更新しました。
牧野選手は「自己ベストで優勝できてうれしい。前半は落ち着いてレースに入って後半は、練習してきたことを意識した最後は少しバテたが、耐えることができた。今後は、この100メートルバタフライでも世界で戦える力をつけたい」と話しました。
1位 牧野紘子 58秒28 
2位 相馬あい 58秒50  
3位 飯塚千遥 58秒80  
4位 池江璃花子 58秒82 
5位 西村麻亜 59秒19 
6位 長谷川葉月 59秒22 
7位 松本信歩 59秒35  
8位 平井瑞希 59秒63

男子200m背泳ぎ決勝 18歳の竹原が初優勝

男子200メートル背泳ぎは竹原秀一選手が1分58秒72で初優勝を果たしました。18歳、高校3年生の竹原選手は大きなストロークの伸びのある泳ぎを見せて逃げきりました。
竹原選手は「優勝できたことはとてもうれしいが、自分はずっと前からこの大会で派遣標準記録を突破してアジア大会に出場することを目標としていて、ベストタイムからもほど遠く派遣標準記録にも届かないタイムだったので悔しい。今後は日本の背泳ぎを引っ張っていける選手になりたい」と引き締まった表情で話しました。
1位 竹原秀一 1分58秒72 
2位 柳川大樹 1分58秒90 
3位 堀田恵路 1分59秒01  
4位 小方颯 1分59秒07  
5位 加藤理 1分59秒11 
6位 西小野皓大 1分59秒15 
7位 内藤良太 2分00秒07  
8位 井野竜佳 2分02秒12

女子200m背泳ぎ決勝 15歳 成田が初優勝

女子200メートル背泳ぎは15歳の高校1年生、成田実生選手が2分10秒45で優勝しました。成田選手はラスト50メートルでスパートをかけ、前を行く古林毬菜選手を抜き去り逆転で日本選手権、初優勝を果たしました。
成田選手は「自己ベストを2秒ぐらい縮めて優勝できたのでうれしい。前半は、少し抑えたが自信がある後半は、スピードを上げることができてよかった」と笑顔で話しました。
1位 成田実生 2分10秒45 
2位 古林毬菜 2分11秒55 
3位 水野柚希 2分11秒59 
4位 弘中花音 2分11秒86 
5位 山本千晶 2分12秒41  
6位 小堀倭加 2分12秒71 
7位 秀野由光 2分14秒15 
8位 鈴木彩心 2分14秒91

男子50m自由形決勝 塩浦が優勝

男子50メートル自由形は東京オリンピックの400メートルリレーに出場した塩浦慎理選手が22秒14で優勝しました。決勝は塩浦選手と同じく東京大会の400メートルリレーのメンバーだった中村克選手や難波暉選手などが競り合う展開になりましたが、最後は塩浦選手が抜け出しました。塩浦選手はこの種目、2大会ぶり7回目の優勝です。
塩浦選手は「すごくうれしい。ちょっとスタートがいまいちだったなと思ったが、50メートルという距離に関して言えばあまり悪いレースではなかったと思う」と話しました。
1位 塩浦慎理 22秒14 
2位 中村克 22秒22 
3位 松井浩亮 22秒39 
4位 難波暉 22秒48 
5位 川根正大 22秒57 
6位 須田悠介 22秒76 
7位 甲斐耕輔 22秒86 
8位 福重智成 22秒96

女子50m自由形決勝 池江が学生新記録で優勝

女子50メートル自由形の決勝は池江璃花子選手が24秒78の学生新記録で優勝しました。池江選手は、持ち味の大きく伸びやかな泳ぎで終盤にリードを広げて大会初日の50メートルバタフライ、3日目の100メートル自由形に続きこの種目でも競技復帰後のベストタイムをマークしました。
池江選手は「復帰後の自己ベストのタイムが出せて本当にうれしい。このあと100メートルバタフライがあるので、少し余力を残してこのレースを泳ぎたいと思っていたので、あまり力まずしっかりレースに臨めた」と話しました。
1位 池江璃花子 24秒78※学生新 
2位 五十嵐千尋 25秒46 
3位 神野ゆめ 25秒49 
4位 増田葵 25秒61 
4位 大本里佳 25秒61 
6位 込山瞳 25秒65  
7位 今牧まりあ 25秒81 
8位 伊東開耶 25秒89

男子800m自由形(タイム決勝)黒川が優勝

男子800メートル自由形は黒川紫唯選手が7分55秒09で優勝しました。男子800メートル自由形は、タイム決勝の形式で行われましたが、黒川選手は、同じ組で泳いだ今大会、1500メートルを制した竹田渉瑚選手をラスト50メートルで追い抜きました。黒川選手は大会3日目の400メートル自由形に続いて2冠達成です。
黒川選手は「去年は日本記録で優勝ができたので、ことしも日本記録を更新しようと狙っていたがタイムが伸びなかった。もっともっと、自分を強化しなければならない。今大会、2冠を達成できたのは今後につながるいい経験になると思う」と最後は笑顔で話しました。
1位 黒川紫唯 7分55秒09  
2位 竹田渉瑚 7分55秒94  
3位 田渕海斗 7分58秒88  
4位 尾崎健太 7分59秒39  
5位 井本一輝 8分02秒47  
6位 平井彬嗣 8分02秒66 
7位 江原騎士 8分03秒79 
8位 中山響 8分05秒53 
9位 中島涼 8分05秒67  
10位 山口哩駈 8分07秒02 
11位 宮木宏悦 8分07秒17 
12位 古畑海生 8分09秒17 
13位 井狩裕貴 8分09秒24 
14位 金谷駿 8分09秒64 
15位 桐山真葵 8分10秒57 
16位 佐々木龍希 8分12秒78 
17位 今村圭吾 8分13秒61 
18位 鈴木優太 8分14秒97 
19位 渡邊天馬 8分15秒02 
20位 金星洋将 8分15秒12 
21位 大作健二 8分16秒92 
22位 綾崇稀 8分17秒94 
23位 本山空 8分18秒04 
24位 遠藤光 8分19秒34 
25位 高野裕也 8分20秒13 
26位 續竜成 8分21秒17 
27位 吉田啓祐 8分27秒23 
27位 瀬良紘太 8分27秒23 
棄権 吉田惇哉

女子1500m自由形(タイム決勝)森山が優勝

女子1500メートル自由形は森山幸美選手が16分22秒24で優勝しました。女子1500メートル自由形はタイム決勝の形式で行われ、2位は森山選手と同じ組で泳いだ谷川亜華葉選手、3位は別の組でトップだった竹澤瑠珂選手でした。
優勝した森山選手は「何回も何回も練習してペースを刻み込んできたので、キツくなっても耐えることができる、我慢していこうとレースに臨んだ。目標にしていたタイムより遅かったが日本選手権という場で優勝できて、ふだん、支えてくれている方々に感謝の気持ちを伝えることができるのでうれしい」と話しました。
1位 森山幸美 16分22秒24
2位 谷川亜華葉 16分30秒84 
3位 竹澤瑠珂 16分31秒29 
4位 蝦名愛梨 16分37秒42 
5位 青木虹光 16分37秒89 
6位 中島千咲代 16分40秒84 
7位 古八優季 16分45秒44 
7位 内田真樹 16分45秒44 
9位 花山彩良 16分52秒56  
10位 高遥香 16分53秒64 
11位 梶本一花 16分54秒93 
12位 中村葵 16分56秒36 
13位 奥園心咲 16分56秒41 
14位 中池菜緒 17分03秒00 
15位 種村舞雪 17分03秒48 
16位 松野仁衣奈 17分18秒96

【最終日 予選の結果】

<女子50m自由形予選>
1位 池江璃花子 25秒50 
2位 五十嵐千尋 25秒6 
3位 神野ゆめ 25秒63 
4位 大本里佳 25秒67 
5位 込山瞳 25秒68 
6位 今牧まりあ 25秒84 
7位 増田葵 25秒88 
8位 伊東開耶 25秒90 

<男子50m自由形予選>
1位 松井浩亮 22秒36 
2位 中村克 22秒39 
3位 難波暉 22秒48 
3位 塩浦慎理 22秒48 
5位 須田悠介 22秒67 
6位 川根正大 22秒73 
7位 甲斐耕輔 22秒79 
7位 福重智成 22秒79 

<女子200m背泳ぎ予選>
1位 古林毬菜 2分11秒67 
2位 山本千晶 2分12秒30 
3位 成田実生 2分12秒41 
4位 水野柚希 2分12秒67 
5位 弘中花音 2分12秒70 
6位 鈴木彩心 2分13秒11 
7位 小堀倭加 2分13秒16 
8位 秀野由光 2分13秒43 

<男子200m背泳ぎ予選>
1位 西小野皓大 1分58秒87 
2位 小方颯 1分58秒93 
3位 内藤良太 1分59秒00 
4位 竹原秀一 1分59秒01 
5位 井野竜佳 1分59秒35 
6位 堀田恵路 1分59秒50 
7位 加藤理 1分59秒53 
8位 柳川大樹 1分59秒56 
 
<女子100mバタフライ予選>
1位 相馬あい59秒19 
2位 長谷川葉月59秒26 
3位 飯塚千遥59秒27 
4位 平井瑞希59秒31 
5位 池江璃花子59秒38 
6位 松本信歩59秒41 
7位 牧野紘子59秒50  
8位 西村麻亜59秒58 

<男子100mバタフライ予選>
1位 水沼尚輝 51秒51 
2位 川本武史 52秒01 
3位 西田拓郎 52秒40 
4位 赤羽根康太 52秒52 
5位 松元克央 52秒54 
6位 寺門弦輝 52秒60 
7位 田中優弥 52秒65 
7位 塚本康介 52秒65 

<女子200m平泳ぎ予選>
1位 鈴木聡美 2分26秒70 
2位 佐藤琴美 2分26秒87 
3位 楠田夢乃 2分27秒55 
4位 緒方温菜 2分27秒61 
5位 松本悠里 2分28秒00  
6位 今井月 2分28秒05 
6位 横田心愛 2分28秒05 
8位 宮坂倖乃 2分28秒18 

<男子200m平泳ぎ予選>
1位 廣島偉来 2分10秒60 
2位 武良竜也 2分10秒86 
3位 瀬戸大也 2分10秒89 
4位 佐藤翔馬 2分10秒99 
5位 京花車優 2分11秒14 
6位 平河楓 2分11秒22  
7位 石田竜一 2分11秒28 
8位 山尾隼人 2分11秒61