若い世代にワクチンを マイクロバスで巡回接種 東京 江東区

若い世代を中心に新型コロナワクチンの3回目の接種率が伸びない中、東京・江東区は気軽に接種してもらえるよう、マイクロバスを使った巡回接種を始めました。

東京・江東区は、マイクロバスを使った新型コロナワクチンの巡回接種を大型連休期間中の30日から始めました。

30日は商店街に隣接する「砂町文化センター」が会場で、午前10時半から受け付けが始まると、次々と接種の希望者が訪れ、医師の問診のあと接種を受けていました。

区は、接種を促進するため、事前の予約は不要とし、接種券を持っていない場合も本人確認ができる書類があれば受け付けています。

区によりますと、3回目の接種率は高齢者が85%を超える一方、今月27日の時点で、10代は16.3%、20代は40.4%となっています。

接種を受けた20代の女性は「働き始めたばかりで、人と会う機会が急激に増えて心配していました。仕事の都合でなかなか予定が決まらないなか予約なしで打てるのはありがたいです」と話していました。

江東区の根本将司ワクチン接種管理担当課長は「感染者は多い状態が続いている。皆さんの生活のそばまでバスが来るので、ぜひ接種を検討してほしい」と話しています。

巡回接種は6月中旬まで土日を中心に行われます。