競泳 日本選手権【2日目 結果】入江陵介が9連覇 男子100背

競泳の日本選手権は29日、大会2日目の競技が行われ、男子100メートル背泳ぎで入江陵介選手が大会9連覇を達成しました。

28日に横浜市で開幕した競泳の日本選手権は、29日、大会2日目の競技が行われ、このうち男子100メートル背泳ぎには、東京オリンピックで日本競泳陣のキャプテンを務めた入江陵介選手が出場しました。

入江選手は、直前の合宿の疲れが残っているとしながらも、前半からスピードに乗った泳ぎを見せて52秒88の好タイムをマークし9連覇を達成しました。

入江選手は今回、200メートルにエントリーせず、50メートルと100メートルに絞って出場しています。その理由について「200メートルのレースは心がしんどくて逃げたくなる。その気持ちがことしに入って強くあった。一度離れないと泳ぎに影響が出ると思った」と明かしました。
今後、200メートルの出場については「まったく未定」だということで、6月に行われる世界選手権に向けて「100メートルに絞ったので前半から力を出してメダルを取れるよう頑張りたい」と話していました。

このほかの種目では、
▽男子200メートル自由形で松元克央選手が5連覇を達成、
▽女子200メートル自由形と女子100メートル背泳ぎは白井璃緒選手が制して大会2冠に輝きました。
▽女子400メートル個人メドレーは大学1年生の谷川亜華葉選手が初優勝を果たしました。

パリ五輪へ 女子4個メに新たな息吹

女子400メートル個人メドレーは、大学1年生の谷川亜華葉選手が初優勝を果たし、パリオリンピックまであと2年あまりという限られた時間の中で、新たな息吹を感じさせるレースとなりました。
この種目の第一人者、東京オリンピックで金メダルを獲得した大橋悠依選手は今大会は出場を見送りました。来月、ヨーロッパで行われる大会や6月の世界選手権には出場する予定ですが、大橋選手は年齢や体力面を考慮して「400メートル個人メドレーは自分的にはことしで最後だと思っている」と話しています。

こうした中行われた今大会は谷川選手を含め決勝のレースに進んだ8人の選手のうち大学生が4人、高校生も4人という顔ぶれとなりました。
そしてレースを制した谷川選手は「優勝できてすごくうれしい」と初優勝の喜びを素直に見せたあと、「今後の個人メドレーを引っ張っていきたいという思いもあるので、優勝することになれていきたい。きょうがその1回目にできてよかった」と決意を新たにしていました。

今大会で力を発揮した世代の選手たちがこの種目で大橋選手に続き、世界と渡り合えるようになるのか、今後のさらなる成長に期待です。

【大会第2日 結果】

男子100m背泳ぎ決勝 入江が9連覇

男子100メートル背泳ぎの決勝は東京オリンピック代表の入江陵介選手が52秒88で優勝しました。入江選手は、最初の50メートルをトップで折り返し、そのまま後半も伸びやかな泳ぎでリードを保ち、自分自身「正直驚いた」という52秒台の好タイムで9連覇を果たしました。
入江選手は「52秒台のタイムを出せたことは、あまり調子が上がらないと思っていたところだったので正直、びっくりした。前半いいタイムでいけて後半も落ち着いて泳ぐことができたが、まさか52秒台が出るとは思っていなかったし、表示が間違っているのかと思うぐらいだった。この先の国際大会もしっかり戦っていきたい」と笑顔で話しました。
1位 入江陵介 52秒88
2位 金子雅紀 54秒42
3位 加藤理 54秒79
4位 坂井聖人 54秒99
5位 井野竜佳 55秒07
6位 内藤良太 55秒37
7位 竹原秀一 55秒68
8位 山田海都 56秒20

女子100m背泳ぎ決勝 白井が優勝

女子100メートル背泳ぎの決勝は白井璃緒選手が、1分0秒01で優勝しました。200メートル自由形で優勝した白井選手はおよそ30分後に行われたこのレースでも積極的な泳ぎで序盤からリードを奪い、今大会2冠を達成しました。
2冠を達成した白井選手は「2つのレースとも優勝できたことはうれしい。強化してきた体力面には自信が持てたが、細かい部分の課題はあるのでしっかりと詰めていきたい」と話しました。
1位 白井璃緒 1分00秒01
2位 小西杏奈 1分00秒93
3位 山本千晶 1分01秒03
3位 長岡愛海 1分01秒03
5位 古林毬菜 1分01秒30
6位 酒井夏海 1分01秒82
7位 水野柚希 1分02秒21
8位 佐々木美莉 1分02秒64

男子200m自由形決勝 松元が5連覇

男子200メートル自由形の決勝は東京オリンピック代表の松元克央選手が1分46秒98で優勝しました。松元選手は、残り50メートルを2位でターンし、持ち味のラストスパートで追い上げてトップでフィニッシュしました。松元選手は、この種目で5連覇を達成しました。
松元選手は「素直に優勝できたことがうれしい。世界選手権に向けて自信になるタイムが出たと思う。どんなに体が疲れていても最後の追い上げが自分の持ち味なので、このレースでうまく発揮できたと思う」と話しました。
1位 松元克央 1分46秒98
2位 渡邊天馬 1分47秒88
3位 本多灯 1分48秒03
4位 柳本幸之介 1分48秒34
5位 江原騎士 1分48秒89
6位 吉田冬優 1分49秒03
7位 眞野秀成 1分49秒26
8位 高橋航太郎 1分50秒39

女子200m自由形決勝 白井が優勝

女子200メートル自由形の決勝は白井璃緒選手が1分57秒52で優勝しました。「前半から積極的に行く」と仕掛けた白井選手は最後まで力強い泳ぎを見せてリードを守りました。2位は難波実夢選手、日本記録保持者の池江璃花子選手が3位に入りました。
白井選手は「自分のレースは、積極性が持ち味だと思っていたのでそのプランどおりにレースが展開できた。後半にスピードを落とさない体力面の強化もできていたので、いいレースと結果につながったと思う」と納得の表情でした。
1位 白井璃緒 1分57秒52
2位 難波実夢 1分59秒22
3位 池江璃花子 1分59秒46
4位 五十嵐千尋 1分59秒65
5位 牧野紘子 2分00秒00
6位 今井美祈 2分01秒23
7位 増田葵 2分01秒38
8位 吉井萌萌花 2分02秒37

女子400m個人メドレー決勝 谷川が初優勝

女子400メートル個人メドレーの決勝は東京オリンピック代表の谷川亜華葉選手が4分38秒14で優勝しました。谷川選手は得意のバタフライでリードを奪い、平泳ぎで後続の選手に差を詰められましたが、4つの泳ぎすべてで安定した泳ぎを見せて、この種目で大会初優勝を果たしました。
谷川選手は「これまでの練習がしっかりできていたことが確認ができた。去年の夏は日本代表としてオリンピックに出場したが、しっかりと結果を出すことができなかったので、ことし6月の世界選手権は、結果を残したい」と充実感をにじませつつ先を見据えました。
1位 谷川亜華葉 4分38秒14
2位 小堀倭加 4分40秒16
3位 成田実生 4分40秒83
4位 鈴木彩心 4分45秒63
5位 佐藤梨央 4分46秒47
6位 野井珠稀 4分48秒46
7位 安達真美 4分49秒35
8位 室木未菜 4分49秒91

男子50m平泳ぎ決勝 日本が優勝

男子50メートル平泳ぎの決勝は日本雄也選手が27秒56で優勝しました。レースは混戦となり8人全員が27秒台のタイムをマークする中、日本選手がタッチの差で競り勝ちました。
競り合いを制した日本選手は「今大会はコンディションが悪い中、出場していることもあり、予選よりもタイムを落としてしまったのがちょっと残念だ。去年に続いて優勝できたことをしっかりと自分の自信につなげてこれからも練習していきたい」と話しました。
1位 日本雄也 27秒56
2位 新山政樹 27秒60
3位 高田大志 27秒69
4位 山中祥輝 27秒75
4位 渡辺隼斗 27秒75
6位 武良竜也 27秒84
7位 近江ハリー 27秒85
8位 山本聖蓮 27秒88

女子50m平泳ぎ決勝 優勝は鈴木

女子50メートル平泳ぎの決勝は鈴木聡美選手が30秒94で優勝しました。反応良く飛び出した鈴木選手は、日本記録保持者の青木玲緒樹選手との競り合いをわずか0秒10差で制しました。
鈴木選手は「ここ最近は、本当に調子が悪く自分のメンタルとの戦いだとずっと思っていた。自己ベストに届かなかったのは悔しいが、久しぶりに思いっきりレースができたと思うので、そこは自分を褒めてあげたい」と少しほっとした表情で話しました。
1位 鈴木聡美 30秒94
2位 青木玲緒樹 31秒04
3位 高崎有紀 31秒40
4位 斎藤千紘 31秒45
5位 宮坂倖乃 31秒77
6位 岡田侑奈 32秒12
7位 星萌々花 32秒20
8位 緒方温菜 32秒38

男子1500m自由形決勝 竹田が優勝

男子1500メートル自由形の決勝は竹田渉瑚選手が15分3秒83で優勝しました。竹田選手は去年、東京オリンピックの代表選考会を兼ねた日本選手権で派遣標準記録にわずか0秒64届かず惜しくも代表入りを逃しました。
今回のレースではスタートから飛び出し、折り返すたびに後続を引き離し一度もトップを譲ることなくフィニッシュしました。
1位 竹田渉瑚 15分03秒83
2位 尾崎健太 15分11秒11
3位 平井彬嗣 15分15秒13
4位 吉田惇哉 15分25秒83
5位 古畑海生 15分33秒01
6位 中山響 15分33秒23
7位 本山空 15分35秒48
8位 金星洋将 15分42秒23

【大会第2日 予選の結果(※上位8位まで)】

<女子50m平泳ぎ予選>
1位 青木玲緒樹 30秒72
2位 鈴木聡美 31秒06
3位 高崎有紀 31秒40
4位 斎藤千紘 31秒50
5位 宮坂倖乃 31秒68
6位 緒方温菜 31秒81
7位 星萌々花 31秒98
8位 岡田侑奈 32秒12(→スイムオフの結果 31秒79)
8位 深澤舞 32秒12(→スイムオフの結果 31秒94)

<男子50m平泳ぎ予選>
1位 山中祥輝 27秒28
1位 高田大志 27秒28
3位 近江ハリー 27秒43
4位 日本雄也 27秒51
5位 山本聖蓮 27秒52
6位 渡辺隼斗 27秒53
7位 新山政樹 27秒61
8位 武良竜也 27秒66

<女子400m個人メドレー予選>
1位 谷川亜華葉 4分42秒60
2位 鈴木彩心 4分44秒39
3位 小堀倭加 4分44秒68
4位 成田実生 4分46秒28
5位 室木未菜 4分47秒57
6位 佐藤梨央 4分48秒17
7位 野井珠稀 4分48秒36
8位 安達真美 4分48秒40

<女子200m自由形予選>
1位 白井璃緒 1分59秒70
2位 難波実夢 2分00秒04
3位 池江璃花子 2分00秒37
4位 吉井萌萌花 2分00秒46
5位 増田葵 2分00秒79
6位 今井美祈 2分00秒82
6位 五十嵐千尋 2分00秒82
8位 牧野紘子 2分00秒97

<男子200m自由形予選>
1位 柳本幸之介 1分48秒72
2位 松元克央 1分48秒74
3位 眞野秀成 1分48秒81
4位 江原騎士 1分48秒83
5位 吉田冬優 1分48秒91
6位 本多灯 1分48秒94
7位 高橋航太郎 1分49秒01
8位 渡邊天馬 1分49秒15

<女子100m背泳ぎ予選>
1位 白井璃緒 1分00秒57
2位 小西杏奈 1分00秒94
3位 古林毬菜 1分01秒09
4位 長岡愛海 1分01秒20
5位 山本千晶 1分01秒54
6位 酒井夏海 1分01秒83
7位 佐々木美莉 1分01秒89
8位 水野柚希 1分01秒94

<男子100m背泳ぎ予選>
1位 入江陵介 53秒80
2位 井野竜佳 55秒09
3位 竹原秀一 55秒13
4位 内藤良太 55秒14
5位 加藤理 55秒20
6位 坂井聖人 55秒31
7位 山田海都 55秒34
8位 金子雅紀 55秒38

<女子800m自由形予選>
1位 小堀倭加 8分41秒01
2位 青木虹光 8分43秒19
3位 望月絹子 8分43秒87
4位 中島千咲代 8分46秒13
5位 竹澤瑠珂 8分46秒18
6位 古八優季 8分46秒60
7位 蝦名愛梨 8分47秒27
8位 梶本一花 8分47秒32