米 黒人男性死亡事件 ミネソタ州人権局 “人種差別的な慣行”

2年前、アメリカで黒人男性が白人の警察官に首をひざで押さえつけられて死亡した事件で、ミネソタ州の人権局は27日、ミネアポリス市と市警が「人種差別的な慣行に陥っていた」と結論づける調査報告書を発表しました。

2年前の5月、アメリカ中西部ミネソタ州のミネアポリスで、黒人のジョージ・フロイドさんが白人の警察官に首をひざで押さえつけられて死亡した事件では、全米各地で抗議活動が広がりました。

この事件を受け、ミネソタ州の人権局は、およそ10年分の警察官のボディーカメラの映像や文書をチェックしたほか、聞き取りを行うなど、ミネアポリス市や市警が州の人権に関する法律に違反していないか調査してきました。

調査報告書によりますと、2010年からのおよそ10年の間に警察が関与して死亡した住民の93%が人口の42%にすぎない有色人種と先住民だったということです。

さらに報告書では、警察官の取締りが黒人に偏っていたことや、人種や女性に対して日常的に差別的なことばを使うなど、組織自体が偏見に満ちていたと指摘しています。

そのうえで「市と市警は人種差別的な行動様式や慣行に陥っていた」と結論づけ、慣行などを改善するよう早急な対策を求めています。