新型コロナ対策を検証 新たに有識者会議を発足へ 政府

これまでの新型コロナ対策を検証するため、政府は、有識者会議を発足させることになりました。医療提供体制や保健所の機能強化に向けた課題を洗い出し、将来の感染の拡大に備える方策を検討することにしています。

新型コロナ対策をめぐり、岸田総理大臣は、政府のこれまでの対応を徹底的に検証し、ことし6月までに感染症危機管理の抜本的強化策を取りまとめる考えを示しています。

これに向けて政府は、新たに有識者会議を発足させ、これまで講じてきた新型コロナ対策を検証することになりました。

有識者会議の座長は、自治医科大学学長の永井良三氏が務める予定で、社会学者の古市憲寿氏や、東京大学大学院の教授で憲法が専門の宍戸常寿氏ら合わせて8人で構成されます。

大型連休明けの来月から具体的な議論を始める予定で、感染拡大時にひっ迫した医療提供体制や保健所の機能強化のほか、ワクチンや治療薬の生産・確保の体制などについて課題を洗い出し、将来の感染拡大に備える方策を検討することにしています。