池袋暴走事故 遺族をSNSで中傷した疑い 22歳男性を書類送検

東京 池袋で暴走した車にはねられて妻と娘を亡くした遺族に対して、SNSで「金や反響目当てで闘っているようにしか見えない」などと書き込んで中傷したとして、警視庁は愛知県に住む22歳の男性を書類送検しました。

2019年の4月、東京 池袋で高齢のドライバーが運転する車が暴走し、松永真菜さん(31)と長女の莉子ちゃん(3)がはねられて死亡しました。

妻と幼い娘を亡くした松永拓也さん(35)は、交通事故の防止を訴えるさまざまな活動を行っていますが、SNSに「金や反響目当てで闘っているようにしか見えない。新しい女を作ってやり直せばいい」などといった中傷するメッセージが書き込まれ、警視庁に相談していました。

捜査関係者によりますと、警視庁が発信元を調べて愛知県に住む22歳の男性の自宅を捜索しパソコンやスマートフォンを押収して調べたところ、書き込んでいたことが分かったということです。

任意の事情聴取に対して書き込みを認め「悪いことをしたと思っている」などと話しているということで、警視庁は、侮辱罪にあたるとして28日、書類送検しました。

松永さん「ひぼう中傷のない世の中を」

松永さんは28日、自身のブログを更新しました。

この中で、中傷するメッセージが書き込まれたことについて「送信ボタンを押す前に、画面の向こうに心を持った人間がいる事を想像し、思いとどまって欲しかったです」としたうえで「インターネットはとても素晴らしく、便利なものです。しかし言葉は凶器にもなり得ます。自分自身もひぼう中傷を体験し、交通事故に加え、ひぼう中傷のない世の中を目指して活動したいです」とコメントしています。