長野 上高地 700人余一時足止めも土砂の撤去進み下山始まる

26日から27日朝にかけての大雨の影響で、北アルプスの玄関口、長野県の上高地に通じる唯一の県道で、のり面が崩れて道路が塞がり、27日朝から通行止めが続いています。この影響で、上高地にいた観光客やホテルの従業員など700人余りが、一時足止めされる状態になりました。

前線を伴った低気圧の影響で、26日から27日朝にかけて長野県内は雨となり、上高地では26日の降り始めから27日午前10時までに141.5ミリの雨が降りました。

この大雨の影響で、北アルプスの玄関口、松本市の上高地に通じる唯一の道路「県道上高地公園線」で縦およそ15メートル、横およそ10メートルにわたって、のり面が崩れて道路がふさがり通行止めとなっています。

上高地にいた観光客やホテルの従業員など合わせて716人が一時、足止めされる状態になりましたが、撤去作業である程度の土砂が取り除かれ、27日午後4時から下山を希望する250人余りがバスやタクシーでふもとまで運ばれました。

長野県は、28日までに土砂の撤去や応急対策工事を進め、大型連休初日となる29日の早朝から通行できるようにしたいとしています。

阿部知事は、緊急の連絡会議の中で「大型連休には、上高地を訪れたい観光客が多くいると思うので、復旧作業を全力で進め、連休中は通行できることを発信していきたい」と話していました。

下山した観光客など 疲れた表情も

上高地からの下山を希望した人たちを乗せた臨時のバスは、27日午後4時すぎ、拠点となるバスターミナルに次々と到着しました。

到着したバスからは、最大で10時間ほどにわたって足止めされていた観光客などが降りてきて、疲れた表情をした人も見られました。

東京から訪れた48歳の男性は「毎年来ているが、きのうからの滝のような雨で川の水も濁り、いつもの上高地と違っていた。崩落した場所はきれいになっていたが、通っているときに巻き込まれたらと想像すると恐ろしくなった」と話していました。