オーストラリア 約21年ぶりの物価上昇率 近く利上げ見方強まる

世界的にインフレが加速する中、オーストラリアでも、ことし1月から3月までの物価の上昇率が5.1%に達し、およそ21年ぶりの高い伸び率となりました。
金融市場では、インフレを抑制するため、中央銀行が近く利上げに踏み切るという見方が強まっています。

オーストラリアの統計局が発表した、ことし1月から3月までの間の消費者物価指数は、前の年の同じ時期と比べて5.1%上昇しました。

不動産価格の高騰に加え、原油高を背景に、自動車用の燃料が値上がりしたためで、2001年4月から6月以来、およそ21年ぶりの高い伸び率となりました。

また、中央銀行が重視する、変動率が大きな品目を除いた物価の指数も、前の年の同じ時期と比べて3.7%上昇し、13年ぶりの伸び率となりました。

金融市場では、インフレを抑制するため、オーストラリアの中央銀行が近く利上げに踏み切るという見方が強まっています。

世界的にインフレが加速する中、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が、来月の会合で、通常の2倍の0.5%の利上げを検討するとしているほか、ヨーロッパ中央銀行も、年内の利上げの可能性を示唆するなど、世界の中央銀行の金融引き締めに向けた動きは一段と強まっていて、大規模な金融緩和を続ける姿勢を示す日銀との方向性の違いが鮮明になっています。