大阪・関西万博へのロシアの参加 “現状では想定せず” 林外相

2025年の大阪・関西万博へのロシアの参加について、林外務大臣は、ウクライナへの軍事侵攻は、万博が掲げる理念と相いれないとして、現状では、想定していないという認識を示しました。

2025年の大阪・関西万博には、これまでに100余りの国や地域などが参加する意向を示していて、ロシアも、ウクライナに軍事侵攻を始める前の去年4月に参加を表明しています。

これについて、林外務大臣は、27日の衆議院外務委員会で「ロシアによるウクライナ侵略は、大阪・関西万博のテーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』の理念と相いれないと考えている。現下の状況が変わらなければ、ロシアが参加することは想定されない」と述べました。

さらに、林大臣は、参加を認めないという意味かどうか問われ「開催年の2025年に先立ち、どこかの時点で判断をするときに、この状況が続いていれば当然認めないことになる。まだ状況がどうなるか分からないので『想定されない』と申し上げている」と述べました。