ファイザー“追加接種対象 5~11歳にも拡大を” 米FDAに申請

アメリカの製薬大手ファイザーは26日、新型コロナウイルスワクチンの追加の接種の対象を、5歳から11歳の子どもにも拡大するよう、FDA=アメリカ食品医薬品局に緊急使用の許可を申請しました。

ファイザーのワクチンは、アメリカでは現在、12歳以上を対象に3回目となる追加の接種が行われていますが、ファイザーは26日に5歳から11歳の子どもでの追加接種の効果と安全性が確認できたとして、FDAにこの年代の子どもにも3回目の接種を可能にする緊急使用の許可を申請しました。

ファイザーが、今月14日に発表した臨床試験の結果では、2回目の接種からおよそ6か月たった、5歳から11歳の子どもに3回目の接種を行ったところ、ウイルスの働きを抑える中和抗体の値がおよそ6倍に増加したほか、オミクロン株に対しても効果を示したとしています。

また安全性についても、新たな懸念は示されなかったということです。

ファイザーは今後、EUの規制当局をはじめ各国でも使用の許可を求めていくとしています。