山梨 道志村の山中で見つかった骨 “死亡から数年経過か”

山梨県道志村の山中で見つかった若い人のものとみられる骨の一部について、警察が詳しく調べたところ亡くなってから数年は経過しているとみられることが捜査関係者への取材で分かりました。600メートルほど離れた場所では3年前、千葉県内に住む小学生の女の子の行方が分からなくなっていて警察は鑑定を進めて関連がないか調べることにしています。

4月23日、山梨県道志村の山の道路脇で骨のようなものを男性が見つけ、警察が調べたところ、人の骨と分かりました。

数センチ四方の大きさの頭の骨の一部とみられ性別ははっきりしていませんが年齢は若い人のものと推定されるということです。

さらに、その後の調べで、亡くなってから数年は経過していると推定されることが捜査関係者への取材で分かりました。

警察は27日も周辺の捜索を行いましたが他の部分の骨や手がかりになるものは見つからなかったということで、28日も捜索を行うことにしています。

今回、見つかった場所から西に600メートルほど離れたキャンプ場では3年前、小学1年生だった千葉県成田市に住む小倉美咲さん(9)の行方が分からなくなっています。

警察は見つかった骨のDNA鑑定を進めて関連がないか調べることにしています。

小倉美咲さんの母親「無事に戻ってくると信じている」

27日午後に千葉県成田市の自宅でNHKの取材に応じた、小倉美咲さんの母親のとも子さんは「月曜日の夕方に警察からキャンプ場付近の山の中で人の骨のようなものが見つかったと連絡がありました。美咲なのか関連性も分かっていないので慎重に鑑定するという話でした。それを聞いたとき正直胸が締めつけられるように苦しくなりました。絶対に美咲ではないと思いましたし、当時もその場所をかなりたくさんの人で捜したので、美咲のはずがないと強く思いました」と話しました。

そのうえで「私たち家族や友人たちでこの2年7か月、美咲が無事に戻ってくると信じて捜し続けています。今回のニュースを見て、美咲のことを思い出していただければありがたいと思っています。情報提供いただければそれがきっかけとなって、美咲が戻ってくることにつながると信じていますので、ご協力いただけたらありがたいです」と述べ、改めて情報提供を呼びかけました。

見つかった現場は

人の骨が見つかった現場は、山梨県道志村の山中の道路脇です。

関連は分かっていませんが、小倉美咲さんの行方が分からなくなったキャンプ場から東に600メートルほど離れています。

美咲さんが最後に目撃されたとき西の方向に向かっていたということで、その反対側の方角になります。

キャンプ場から現場までの道は、車1台が通れるほどの幅で舗装されていない林道となっていて、曲がりくねりやや急な坂が続いています。

また、道路脇のガードレールの下は、草木が生い茂る険しい斜面となっています。

キャンプ場から、骨が見つかった現場の手前の警察の規制線の張られた場所までは大人が歩いて10分ほどかかりました。

ふだん地元の人以外が通るような場所ではないということで、現場を訪れた地元の男性は「このような場所で骨が見つかったのは驚いています」と話していました。

発見の経緯は

警察によりますと今月23日、山梨県道志村の山中の道路脇で40代の男性が、骨とみられるものを発見したということです。

男性は3年前、600メートルほど離れたキャンプ場で小倉美咲さんが行方不明になってからボランティアで周辺の捜索を続けていて、このときは人の骨かどうか確信が持てなかったことから、写真を撮影したうえでいったん帰宅したということです。

その後、インターネットで調べるなどしたうえで、25日現場にあるのを再び確認し、6キロほどのところにある警察の駐在所に「人の骨とみられるものを見つけた」と届け出たということです。

警察は、その日のうちに現場から持ち帰り26日、およそ40人の態勢で付近の捜索を行いましたが、ほかの部分の骨や衣服などの遺留品は見つかりませんでした。

警察は27日も引き続き30人の態勢で捜索を行っています。

ボランティアの男性「美咲さんのものでないと祈ります」

小倉美咲さんの行方が分からなくなってから、現場周辺で捜索を続けていたという神奈川県の60代の男性は、人の骨が見つかったという情報を聞いて27日、現場を訪れました。
男性は「骨が見つかり驚いた。美咲さんのものでないことを祈ります」と話していました。