リニア中央新幹線建設 静岡県とJR東海の協議 約2年ぶり再開

「リニア中央新幹線」をめぐり、着工を認めていない静岡県と建設を進めるJR東海の直接協議がおよそ2年ぶりに再開されました。
この中でJR東海は、静岡県側が懸念を示している工事による水資源への影響を抑えるための新たな対策案を提示しました。

JR東海が建設を進める「リニア中央新幹線」について、静岡県は地下のトンネル工事によって大井川の水量が減る懸念があるとして、県内での着工を認めていません。

この問題をめぐって26日、静岡県庁で専門部会が開かれ、静岡県とJR東海の直接協議がおととし2月以来、およそ2年ぶりに再開されました。

この中でJR東海は、これまで検討してきた山梨県内の工事で出た水を、ポンプで引き上げて流出した水の代わりに大井川に戻す方法に加え、東京電力の協力を得たうえで、大井川の上流にあるダムが水力発電のために川から取水する量を抑制するという新たな対策案を提示しました。

これに対し、協議のあと、静岡県の難波副知事は「案としてはありえるが、現実性があるかは別問題なのでこれから話を深めていきたい」と述べました。

一方、JR東海中央新幹線推進本部の澤田尚夫副本部長は「これまで検討してきた提案を説明できた。これから関係者としっかり協議していく」と話していました。