JR東日本 在来線普通回数券の発売取りやめへ

JR東日本は在来線の普通回数券の発売をことし9月末で取りやめると発表しました。
新型コロナの影響で鉄道事業者の経営環境が厳しくなる中、コスト削減などを目的に回数券を廃止する動きが相次いでいます。

発表によりますと、JR東日本は10回分の運賃で11回分の乗車券を購入できる在来線の普通回数券の発売をことし9月末で取りやめるということです。

JR東日本のエリア内にあるすべての在来線が対象となります。

会社では回数券の売り上げが年々、落ち込んでいることから去年6月末で新幹線の回数券を廃止するなどチケットレス化を進めていました。

また、紙の切符を発券するのにかかる費用の削減もねらいの1つだとしています。

一方、発売を終了したあとも有効期間内の回数券は引き続き利用できるほか、「身体障害者割引」「知的障害者割引」「通学用割引」の回数券については今後も発売を続けるとしています。

新型コロナの影響で鉄道事業者が経営環境が厳しくなっていて、JR西日本やJR九州また一部の私鉄も回数券の発売を取りやめています。