【動画】知床 航行する船の映像 遭難事故前の観光船か

観光船「KAZU 1」が遭難した今月23日の午前10時10分ごろに、ウトロ港から知床半島上を北東に3キロ余り離れた付近で撮影された映像です。
1隻の船が回り込むように湾に入ってくる様子が映っています。

(データ放送ではご覧になれません)

撮影したのは札幌市に住む女性で、双眼鏡で確認したところ船には多くの人が乗っていたということです。

当時、ウトロ港を出港した観光船は「KAZU 1」のみで、遭難する前の航行の様子を捉えた可能性があります。

撮影した女性は、知床の原生林を歩く3時間ほどのトレッキングツアーに参加していたということで「ツアーのガイドも『この時期はまだ観光船は運航していないはずだ』と話していた」ということです。

また、当時の状況について「海は波が立っているわけではなかったが気温が低く、時折海から陸へ向けて突風が吹いていた。足がよろけるほどの風で少し怖いと感じるほどだった」と話していました。

目撃したガイド「時期が早すぎる 従業員向け試運転かと思った」

斜里町のネイチャーガイド、綾野雄次さんは、この映像を撮影した人を含むツアー客に案内している途中、船の様子を目撃したということです。

綾野さんは「景色を見ていると向こうから船がやってきた。拡声器で元気に景色の説明をしていたが、船を運航する時期が早すぎたので従業員向けの試運転かと思った。ただ双眼鏡で見てみるとデッキの中にマスクした人が大勢見えたので、もう営業しているのかと思った」と目撃した際の様子を語りました。