国連事務総長とトルコ大統領会談 “停戦実現に向け連携確認”

国連のグテーレス事務総長は、トルコを訪問してエルドアン大統領と会談し、ロシアとウクライナの停戦の実現に向けて仲介役を務めるトルコと連携していくことを確認しました。

グテーレス事務総長は26日にはロシアのプーチン大統領と会談する予定で、事態を打開するきっかけとなるか注目されています。

国連のグテーレス事務総長は25日、トルコの首都アンカラを訪問し、エルドアン大統領と会談しました。

国連によりますと、会談でグテーレス事務総長は、ウクライナ情勢をめぐりトルコが現在進めている外交努力への支持を表明し「双方の共通の目標は、できるだけ早くこの戦争を終わらせ、市民の苦しみを終わらせるための条件を作りだすことだ」と再確認しました。

そして、停戦の実現に向け、今後も連携していくことで合意したとしています。

また、エルドアン大統領は、会談のあと会見し先月29日にイスタンブールで開かれた双方の停戦交渉について「この内容が最も重要な基礎になる」と述べ、国際社会が支持すべきだと訴えました。

国連のグテーレス事務総長は▽このあと26日にはロシアでプーチン大統領と、▽28日にはウクライナでゼレンスキー大統領とそれぞれ会談する予定で、停戦交渉が停滞する中、事態を打開するきっかけとなるか注目されています。