アルコール検知器が品薄 世界的な半導体不足で製造追いつかず

ドライバーの飲酒検査に必要なアルコール検知器が今、品薄になっています。法律の改正で検査が義務化される事業者が増えるにもかかわらず、世界的な半導体不足で機器の製造が追いついていない状況で、メーカーが対応を急いでいます。

ドライバーの飲酒検査は、今月から運送業だけでなく、白ナンバーの車を運用する事業所でも強化され、ことし10月からはアルコール検知器による検査が義務づけられます。

こうした中、アルコール検知器の製造大手で健康機器メーカーのタニタには、全国から注文が殺到していますが、納品するまでに半年以上かかる状況だということです。

世界的な半導体不足に加え、中国・上海の感染拡大で物流が混乱し、必要な部品を調達できないのが主な理由で、会社では従来の倍の価格を払って半導体を確保し、対応を急いでいます。

タニタのライフソリューション営業部の坂田和彦さんは「半導体をできるだけ確保し、一つでも多くの検知器を製造して飲酒運転の撲滅につなげたい」と話しています。

アルコール検知器のメーカーの団体が先月行った調査では、国内16社のうち14社が検知器による検査が義務化される10月までに十分な数を製造するのが困難だと回答していて、品薄状態が当面続きそうです。