全国知事会 大型連休前にコロナ対策で国への緊急提言まとめる

新型コロナ対策をめぐって、全国知事会がオンラインで会合を開き、移動や会食の機会が多くなる大型連休を前に、基本的な感染対策の徹底や、3回目のワクチン接種の呼びかけを強化するよう国に求める緊急提言をまとめました。

この中で、会長を務める鳥取県の平井知事は「新規感染者数も下がりきらず、非常に難しい連休を迎えるが、経済を回しつつ感染の再拡大を起こさないような方策を話し合いたい」と述べました。

出席した知事からは、大型連休をきっかけとする感染拡大を懸念する声が相次ぎ、東京都の小池知事が「外出、イベント、飲食などの機会が増えるが、重要なのは感染の連鎖を断ち切るための3回目のワクチン接種だ」と訴えたほか、神奈川県の黒岩知事は「外食の際は、認証を受けた店でマスクをするなど基本的な対策を呼びかけたい」と述べました。

そして知事会として、国に対し、ワクチン接種者も含め、会話時のマスクの着用や、消毒、換気など基本的な感染対策の徹底を呼びかけることや、ワクチンの3回目の接種の必要性や有効性について情報発信を強化するよう求める緊急提言をまとめました。