生徒自身が制服のデザインを決定 岐阜市の中学校

岐阜市の中学校で、生徒の自主性を育み多様性を尊重しようと、生徒自身が決めた制服の新しいデザインや組み合わせが、今年度から導入されました。

岐阜市立厚見中学校では、制服のデザインを生徒などの投票で事前に決めたうえで、スカートとズボン、リボンとネクタイのどちらを着用するかを選択できるようにしました。

この新しい制服は今年度から導入され、25日朝は生徒たちが思い思いの組み合わせで登校しました。

この中学校では「ジェンダー」について学んだ生徒たちから、男女別となっている制服に疑問の声があがったことなどを踏まえ、生徒たちと一緒に新しい制服の在り方を検討してきたということです。

女子生徒は「かわいい格好が好きなのでリボンとスカートの組み合わせにしました。性別によって決められることなく制服を選べるのはいいことだと思います」と話していました。

また、厚見中学校の岡田芳子校長は「周りに同調するのではなく自分で考える力をつけてもらいたいので、制服の選択がそうしたきっかけの1つになればと思います」と話していました。