松野官房長官 沖縄県知事にワクチン接種の促進を要請

ワクチン接種を担当する松野官房長官は、接種率が全国で最も低くなっている沖縄県を訪れて玉城知事と会談し、接種の促進に協力を要請しました。

24日から沖縄県を訪れている松野官房長官は、沖縄県庁で玉城知事と会談しました。

この中で、松野官房長官は「沖縄県の人口10万人当たりの感染者数は全国で最も多く、現在の感染状況を懸念している。一方で、3回目のワクチン接種率は全国でおよそ5割となっているが、沖縄県では4割を切っている。県内で感染拡大傾向にあるなか、接種の加速化が鍵になる」と指摘しました。

そのうえで、「新型コロナに感染した場合、若い人でも重症化やいわゆる後遺症の心配もある。高齢者はもとより若い人も3回目接種は重要だ。知事のリーダーシップの下、県民に接種をさらに呼びかけていただきたい」と述べ、接種の促進に協力を要請しました。
これに対し、玉城知事は「接種を推進するためには、さらなる取り組みを行う必要があると考えている。大規模商業施設に接種会場を設置するなどして、身近な場所で接種できる環境整備を進めたい。関係機関とも連携を深めていく」と応じました。

松野官房長官は、このあと沖縄県の市長会や町村会、それに医師会の会長とも面会し、協力を呼びかけました。