SNSのひぼう中傷被害を繰り返さないために 遺族が対談

東京・池袋の暴走事故で妻と娘を亡くした松永拓也さんと、プロレスラーだった娘を亡くした木村響子さんがSNSでのひぼう中傷をめぐって対談し、被害を繰り返さないための仕組みづくりを訴えました。

松永さんは3年前、妻の真菜さん(当時31)と長女の莉子ちゃん(当時3)を高齢ドライバーの車にはねられ亡くしました。

木村さんはテレビ番組に出演していた娘の花さん(当時22)がSNSでひぼう中傷を受ける中、2年前に自殺しました。

今回の対談は先月、松永さんのSNSでの投稿に対し侮辱する内容の書き込みがあったことをきっかけに、松永さんから木村さんに連絡をとって行われることになったということです。

松永さんは「自分が体験して、こんなにもつらく苦しいものなのだと実感した。人によっては命を落とすこともある。絶対起きてはいけない」と話しました。
木村さんは「ひぼう中傷は指1本ででき加害の意識も生まれにくいが、被害者は心が壊れ一生、心の傷とつきあう人も少なくない。その理不尽なバランスを法律などで埋めていきたい。SNSが怖いのではなく、使う人の問題だということを知ってほしい」と話し、法制度の整備や教育の大切さを訴えました。

SNSなどインターネット上でのひぼう中傷をめぐっては、厳罰化の動きがあるほか、被害者支援などを目的とした条例が各地で設けられるなど取り組みが進められています。