復活祭を前に ウクライナから避難した人たちが祈り ポーランド

ウクライナ正教会の復活祭を前に、ポーランドの教会ではウクライナから避難してきた人たちが祈りをささげました。

ウクライナ正教会では24日がキリストの復活を祝う復活祭で、これを前にポーランド南東部のジェシュフにある教会では23日ミサが行われ、ウクライナから避難してきた人たちも大勢教会を訪れました。

このうちオクサーナ・ビルトさんと、母親のマヤ・カニューカさんは2月下旬にリビウからポーランドに避難した親子で、復活祭に欠かせない色つきのゆで卵と「パスハ」と呼ばれるケーキを持参し、聖職者の祝福を受けていました。

オクサーナ・ビルトさんは「ウクライナに平和が訪れるよう祈った。すべてのポーランドの人たちが私たちを助けてくれている。アパートを無償で借り支援も受け、支えられていると感じる。しかし家族と離れ離れで、家からも遠く離れているのでつらい」と話していました。

また母親のマヤ・カニューカさんは「この2か月、私たちは家族がバラバラとなり、悲しみと怒りを経験した。平和になってほしい」と話していました。