ヨーロッパ中央銀行総裁 年内利上げの可能性高いとの認識示す

ヨーロッパ中央銀行のラガルド総裁は22日、年内に利上げに踏み切る可能性が高いとの認識を示しました。以前はアメリカなどと比べて金融の引き締めに慎重だったヨーロッパ中央銀行も、記録的なインフレへの対応を急ぐ必要に迫られています。

ワシントンを訪れているヨーロッパ中央銀行のラガルド総裁は22日、CNBCテレビに出演し、今後の金融政策について「現時点で想定している状況が続くとすれば、年末までに利上げが行われる可能性が高い」と述べました。

ヨーロッパ中央銀行は、以前は金融の引き締めに慎重な姿勢でしたが、域内のインフレが記録的な水準になる中で、量的緩和の縮小を前倒しで進める対応を決めていました。

量的緩和は、ことし7月から9月の間に終える見込みで、その後、利上げの本格的な検討を行うとみられます。

世界の主要な中央銀行の間では、アメリカのFRB=連邦準備制度理事会やイギリスのイングランド銀行などが、すでに利上げにかじを切っていて、金融の引き締めに向けた動きが一段と広がる見通しです。

一方、日銀は大規模な金融緩和策を維持する方針を示していて、政策の方向性の違いが外国為替市場での急速な円安につながっています。