日本スポーツ協会 柔道など通じたロシアとの交流3事業を中止に

日本スポーツ協会は、今年度予定されていた柔道やボクシングを通じたロシアとの国際交流事業について国から補助金が支給されなくなったため、中止とすることを決めました。

中止になったのは、北海道の小学生と中学生をロシアに派遣して柔道で交流する事業と、同じく柔道でロシアの中学生を福岡県宗像市で受け入れる事業、それにボクシングでロシアの小学生から大人までを札幌市で受け入れる事業の3つです。

日本スポーツ協会によりますと、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、国からロシアとの交流事業については補助金を支給しないという連絡があり、中止を決めたということです。

3つの事業で国からは合わせて800万円の補助金が支給される予定でした。

また日本スポーツ協会は、JOC=日本オリンピック委員会とJPSA=日本パラスポーツ協会とともにウクライナへの義援金を募集することになりました。

3つの団体を通じて、7月29日まで加盟団体などに義援金の募集を呼びかけるということで、集まった義援金は日本スポーツ協会が取りまとめてUNHCR=国連難民高等弁務官事務所に寄付することにしています。