ウクライナ避難民受け入れ支援 愛知県職員がことばや文化学ぶ

ロシアの軍事侵攻でウクライナから避難してきた人たちの受け入れにあたって、よりきめ細かな支援につなげようと愛知県の職員などが、ウクライナのことばや文化を学ぶ取り組みを始めました。

愛知県では、ウクライナから避難してきた人たちの受け入れにあたって、ウクライナのことばや文化を学ぼうと、このほど東京外国語大学が全国の自治体などを対象に開設したオンラインの講座に、関係する職員が参加する取り組みを始めました。

初日の22日は、講師を務める東京外国語大学の中澤英彦名誉教授が「ウクライナは大半の日本人にはあまり知られていませんが、料理や文学から、天然資源まで宝の山です。ウクライナ語を学んで、その宝の山に分け入ってほしい」と話しました。

そしてウクライナの国歌や、あいさつなどを紹介し、出席した人たちは真剣な表情で取り組んでいました。

愛知県では、ウクライナから避難してきた人を受け入れる市町村との調整などを担っているということで、受講した多文化共生推進室の糸魚川拓さんは「講座では、文化や生活についても触れられているので、ウクライナの人たちの立場に立った、生活面のきめ細かな支援につなげていきたい」と話していました。