公明 山口代表 “参院選前の予算審議 懸念はあたらない”

物価の上昇を踏まえた緊急対策に関連し、今年度の補正予算案が編成されることについて、公明党の山口代表は、国民の不安に応える姿勢を示すことが重要だとして、参議院選挙を前に予算審議を行うことへの懸念は当たらないという考えを示しました。

ウクライナ情勢に伴う物価の上昇を踏まえた緊急対策をめぐっては21日、自民・公明両党の幹事長が、今年度予算の予備費の積み増しなどのため、補正予算案を編成するよう政府に求め、岸田総理大臣は編成を指示する考えを示しました。

これについて公明党の山口代表は、党の参議院議員総会で「幹事長を中心に精力的に交渉し合意に至ったことを歓迎したい。来月下旬には補正予算案を提出する準備が整い、今の国会の会期内で成立を図るべくしっかり対応しなければならない」と述べました。

そのうえで「国会審議で与野党の攻防が予想されるが、国民の生活を守ることが第一だ。『選挙前に補正予算を組んでよかったためしがない』と言う人もいるが、国会対策が大変だから財源を最小限にとどめるということではなく、国民の不安に応える姿勢を示すことが重要だ」と述べました。