大型連休控え “感染急拡大の場合の議論を” 尾身会長

新型コロナウイルスの感染が続く中、22日からオンラインで開催されている日本感染症学会で、新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が講演を行い、大型連休を控え、今後、感染が急拡大した場合にどういった対応をとるのか、早急に議論しておく必要があるとする見解を示しました。

感染症の専門医や研究者などで作る日本感染症学会は、22日から2日間の日程でオンラインで開かれていて、22日午前、政府の分科会の尾身茂会長が講演しました。

尾身会長は、現在の感染状況について「地域によって差があるが、全国的に高止まりの状況だ。これまでの経験から、連休などをきっかけに感染が大きく増えることが分かっている。大型連休に向けて感染がどうなるのか懸念している」と指摘しました。

そのうえで、大型連休では人の移動が増えるとみられることから
▽ワクチンの追加接種を引き続き進め、
▽感染リスクの高い場面を避けるよう、呼びかけることが必要だと強調しました。

そして、仮に感染が急拡大し医療ひっ迫の懸念が高まった場合の対応について、尾身会長は「社会経済活動は制限すべきでないという意見もある。危機が迫ったときに再び、まん延防止等重点措置などの強い対策を繰り返すのか、それ以外の対策がとれるのか、それを議論する時が来た」と述べ、今後行われる政府の分科会の場などで議論していく考えを示しました。