【解説】“マリウポリを掌握” ロシアの主張 そのねらいは

ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ東部の要衝マリウポリを掌握したと主張しましたが、ウクライナ側はこれを否定し、抵抗を続ける構えです。
ロシア側は今後マリウポリ以外の東部に戦力を投入して支配地域の拡大を急ぐとみられ、東部で激しい攻防が続くものとみられます。

また、プーチン大統領はウクライナ側の部隊が拠点とする製鉄所について「これ以上の攻撃は適切とは思えない。攻撃の中止を命令する」と述べ、製鉄所への攻撃を中止するよう命令しました。

プーチン大統領は、旧ソビエトが第2次世界大戦でナチス・ドイツに勝利した5月9日の「戦勝記念日」に向けて、国内向けに戦果として強調したい思惑があるとされています。

マリウポリを掌握したという主張や製鉄所への「攻撃の中止」指示のねらいは。そして今後の戦況はどうなるのか。

ロシアの安全保障に詳しい、防衛省防衛研究所の兵頭慎治さんの解説です。

(動画は6分16秒です。データ放送ではご覧になれません)