平和呼びかけ ウクライナ含む国内外の漫画家の作品展示会 京都

ウクライナへのロシアの軍事侵攻が続く中、漫画を通じて平和を呼びかけようと、国内外の漫画家たちの作品を集めた展示会が、21日から京都市で始まりました。

「京都国際マンガミュージアム」で始まったこの展示会は、ウクライナへの軍事侵攻に反対する意思を示したいとして、世界漫画家連盟日本支部の篠原ユキオ会長が中心になって企画しました。

作品を募ったところ、ウクライナを含む13か国の漫画家から170点が集まったということでこのうち100点をミュージアムのコインロッカーに貼って展示しています。

このうちカナダの漫画家の作品は、戦車が連なったファスナーによって、ウクライナの国旗がロシアの国旗に覆われていく様子が表現されています。
また、日本の漫画家による「ブーケトス」という作品は、黒い銃の銃口から打ち上げられた花束に、3人の女性が手を伸ばす様子が描かれています。
企画した篠原ユキオさんは「国や地域によって捉え方や表現はさまざまだが、声を上げたいという共通の思いを感じていただきたい」と話していました。

展示会は京都市中京区の「京都国際マンガミュージアム」で来月16日まで開かれています。