
日銀 21日から「連続指値オペ」実施 長期金利は上限付近で推移
日銀は長期金利の上昇を抑えるため、21日から今月26日まで、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる「連続指値オペ」と呼ばれる措置を実施していますが、21日は買い入れに応じる動きはなく、長期金利は日銀が上限とする0.25%付近で推移しました。
日銀は金融緩和策の一環として長期金利の指標となる、満期までの期間が10年の国債の利回りを「プラスマイナス0.25%程度」の変動幅で推移するよう調節するとしています。
こうした中、19日長期金利が上限の0.25%に達したため日銀は20日、指定した利回りで国債を無制限に買い入れる措置を実施したうえで、21日からは一定期間、買い入れを続ける「連続指値オペ」と呼ばれる措置を実施しています。
国債は市場で買われると金利が下がるという関係にあり、日銀としては利回りを指定して国債を制限なく買い入れることで長期金利の上昇を抑えるねらいです。
連続措置の初日となる21日は、長期金利が0.245%から0.25%と、上限付近での取り引きだったことから、日銀の買い入れに応じる動きはありませんでした。
日銀は今月26日までこの措置を続けることにしています。