都内の感染状況 “いまだ高水準 増加転じるか警戒を” 専門家

東京都内の感染状況などを分析するモニタリング会議で、専門家は、新規陽性者が減少している一方「いまだ高い水準にあり、十分に下がりきらないまま増加に転じることに引き続き警戒が必要だ」と指摘しました。

21日の会議で、専門家は、都内の感染状況について「感染の再拡大の危険性が高いと思われる」と分析し、最も深刻な警戒レベルを維持しました。

都内の新規陽性者の7日間平均は、20日時点で6006.3人で、前の週から1300人余り減少しましたが、専門家は「いまだ高い水準にあり、十分に下がりきらないまま増加に転じることに引き続き警戒が必要だ」と指摘しました。

また、都のスクリーニング検査で、オミクロン株のうち、感染力がより高いとされる「BA.2」系統の疑いがあるウイルスの割合がさらに上昇し、今月11日までの1週間で、85.1%となったことが報告されました。

専門家は「大型連休を迎えるにあたり、再拡大を防ぐためにも、感染リスクに直結する行動を可能なかぎり避け、基本的な感染防止対策の継続や、ワクチン接種の推進が必要だ」と指摘しました。

一方、医療提供体制の警戒レベルは、4段階のうち上から2番目で維持し、「通常の医療が制限されている状況である」と分析しました。

専門家は「重症化リスクの高い65歳以上の新規陽性者数は、いまだ高い値で推移している」としたうえで「通常の医療提供体制とのバランスを保ちながら、入院、宿泊、および自宅療養体制を柔軟に活用する必要がある」と指摘しています。