「Xゲームズ」は、スケートボードや自転車のBMX、それにスノーボードなど、アクションスポーツの世界最高峰の大会で、1995年にアメリカで始まり、これまで世界12か国で開かれてきましたが、日本での開催は今回が初めてです。
22日の開幕を前に、21日は会場となる千葉市の「ZOZOマリンスタジアム」で記者会見が行われ、東京オリンピックのスケートボード男子ストリートで金メダルを獲得した堀米選手は「オリンピック以来の大会出場となるので、すごく楽しみだ。新たにスケートボードを見る人もいると思うので、ベストの滑りをして盛り上げたい」と語りました。

「Xゲームズ」日本初開催 あすの開幕を前に選手ら会見
日本初開催となるアクションスポーツの世界最高峰の大会「Xゲームズ」が22日に開幕するのを前に、選手たちが記者会見し、スケートボードの東京オリンピック金メダリスト、堀米雄斗選手が「ベストの滑りをして、盛り上げたい」と語りました。


また、自転車のBMXフリースタイルで東京オリンピックに出場し、5位に入った中村輪夢選手は「オリンピックでは、ふがいない走りだったので、今回は、そのリベンジだと思っている。日本開催なので、期待に応える走りをしたい」と話していました。
21日は地元の小中学生などが練習の見学に訪れ、スケートボードやモトクロスのフリースタイル「MotoX」の迫力あるジャンプなどに、大きな拍手を送っていました。
Xゲームズの千葉大会は、22日から3日間の日程で、3競技10種目が行われます。
21日は地元の小中学生などが練習の見学に訪れ、スケートボードやモトクロスのフリースタイル「MotoX」の迫力あるジャンプなどに、大きな拍手を送っていました。
Xゲームズの千葉大会は、22日から3日間の日程で、3競技10種目が行われます。
専門家「東京五輪のレガシー活性化にいい機会」

「Xゲームズ」が日本で初めて開催されることについて、スポーツビジネスが専門の大阪体育大学の原田宗彦学長は「東京オリンピックで盛り上がったアーバンスポーツを、レガシーとして活性化していくにはとてもいい機会だ。Xゲームズは世界中の若い人が見るので、日本にとっても、開催地となる千葉にとっても、プロモーションにつながる」と大会誘致のメリットを強調しました。
そのうえで「レガシーの先には『ヘリテージ』、つまり継承があり、今後はアーバンスポーツをライフスタイルの中に、どう取り込んでいくかが重要だ。多くの人に認知してもらうためには、Xゲームズほど規模が大きい大会ではなくても、それに準じた大会を毎年、定期的に開いていくのが理想で、息の長い戦略が必要だ」と述べ、アーバンスポーツを日本に定着させるためには、長期的な視点を持った取り組みが欠かせないと指摘しています。
そのうえで「レガシーの先には『ヘリテージ』、つまり継承があり、今後はアーバンスポーツをライフスタイルの中に、どう取り込んでいくかが重要だ。多くの人に認知してもらうためには、Xゲームズほど規模が大きい大会ではなくても、それに準じた大会を毎年、定期的に開いていくのが理想で、息の長い戦略が必要だ」と述べ、アーバンスポーツを日本に定着させるためには、長期的な視点を持った取り組みが欠かせないと指摘しています。