ロシア海軍の駆逐艦など6隻 対馬海峡通過し日本海へ 海自確認

防衛省は、ロシア海軍の駆逐艦など6隻が20日にかけて対馬海峡を通過し、日本海に出たのを確認したと発表しました。このうち3隻はロシアの政府系ガス会社「ガスプロム」と関連のある船舶だということで、防衛省は航行の目的を分析しています。

防衛省によりますと、19日午前9時ごろ、長崎県の男女群島の西およそ80キロの東シナ海をロシア海軍の駆逐艦など6隻が航行しているのを、海上自衛隊が確認したということです。

6隻は20日にかけて、対馬海峡を通過し、日本海に出たということです。

このうち3隻はロシア最大の政府系ガス会社「ガスプロム」と関連のあるパイプ敷設船や補給支援船で、ロシア産の天然ガスをドイツに送る新たなパイプライン「ノルドストリーム2」の建設に携わっていたとみられるということです。

「ノルドストリーム2」は、ウクライナ情勢を受けて稼働に向けた手続きが凍結されました。

日本周辺でロシア海軍の艦艇が軍に所属していない船舶と行動をともにするのが確認されるのは珍しく、防衛省関係者によりますと、駆逐艦などは「ガスプロム」と関連のある船舶の護衛にあたっていた可能性があるということです。

対馬海峡はいわゆる「国際海峡」のため、軍艦を含めて外国の船舶の航行が国際的に認められています。

防衛省は日本周辺でのロシア軍の動向について警戒・監視を続けるとともに、今回の航行の目的を分析しています。