長崎県 カジノを含むIR計画を誘致へ 県議会が賛成多数で可決

長崎県議会の臨時議会は、県が誘致を目指すカジノを含むIR=統合型リゾート施設の「区域整備計画」の議案を賛成多数で可決し、閉会しました。

長崎県は、佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」に、カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致を目指していて、国の認定を受けるために必要な「区域整備計画」は、今月28日が申請の期限となっています。

こうした中、長崎県議会の臨時議会では、19日から「区域整備計画」の議案についての審議が行われ、20日の本会議では討論が行われました。

討論では、共産党の議員から「雇用効果は3万人というが、カジノで雇われた人の何倍もの人の人生が、ギャンブル依存症などで壊れることを考えるべきだ。県民の不幸を前提とするIR事業は、住民の福祉の向上を目的とする自治体がすべきことではない」などと反対意見を述べました。

その後、採決が行われ、共産党と社民党の議員合わせて3人が反対、それ以外の議員が賛成し、42対3の賛成多数で可決されました。

閉会後、記者団の取材に対し、大石知事は「議決されたからといって、交通渋滞や依存症対策への不安がなくなったわけではない。県民が安心できるような解決に向けて頑張りたい」と述べました。

また、今回の審議で、県は具体的な資金調達先の企業などを公表しなかったことについて「今後の調整の中で、開示してもよいという調整がついたところは、しっかり公表していきたい」と述べました。

今回の議決を受けて、県は今後、速やかに国への区域整備計画の申請を進めたいとしています。