円相場 一時1ドル=129円台前半に その後は円を買い戻す動き

20日の東京外国為替市場は、およそ20年ぶりの円安水準となる1ドル=129円台に値下がりしました。
ただその後、値上がりしたドルを売って円を買い戻す動きも出て128円台前半となるなど、値動きが大きくなっています。

20日の東京外国為替市場は、アメリカの長期金利の上昇を受けて日米の金利差が拡大するという見方から、より利回りが見込めるドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は一時、1ドル=129円台前半と、2002年4月以来、20年ぶりの円安水準となりました。

ただその後は、このところ急速に円安ドル高が進んだこともあり、いったん利益を確定しようと値上がりしたドルを売って円を買い戻す動きが出たことから1ドル=128円台前半まで値上がりするなど、値動きが大きくなっています。

市場関係者は「このところの円安ドル高が急ピッチだったこともあり、いったん利益確定のためのドル売りが出ているが、日本とアメリカの間で金利差が拡大するとの見方は変わらないため、円が売られやすい状況が続きそうだ」と話しています。

磯崎官房副長官「緊張感を持って注視したい」

磯崎官房副長官は記者会見で「相場の水準などにコメントすることは従来、差し控えているが、為替の安定は非常に重要であり、特に急速な変動は望ましくないと考えている。政府としては特に最近の円安の進行を含め、為替市場の動向や日本経済への影響をしっかりと緊張感を持って注視していきたい」と述べました。

そのうえで「為替政策はG7=主要7か国などで合意された考え方に基づき、アメリカなどの通貨当局と緊密な意思疎通を図りながら、政府として適切に対応していきたい」と述べました。