国際

マリウポリ市幹部「避難ルートなく市民は隠れているしかない」

ロシア軍による激しい攻撃が続くウクライナ東部のマリウポリで市長の補佐役を務め、現在は国内の別の都市に避難しているペトロ・アンドリュシェンコ氏が19日、NHKのオンラインインタビューに応じました。
この中で、ウクライナの部隊が拠点とする「アゾフスターリ製鉄所」について、「ロシア軍は製鉄所に対して空からミサイルで攻撃している」と述べ、ロシア軍による攻撃が連日、続いていることを明らかにしました。

マリウポリの市議会は、製鉄所内に子どもを持つ女性や高齢者など、1000人以上の市民がいるとしていますが、これについてアンドリュシェンコ氏は「ロシアへの強制的な移送から逃れようとする市民が身を守る場所が見つからず、製鉄所でウクライナの部隊と一緒にいる」と述べました。

そのうえで「市民は隠れているしかない。避難ルートとなる人道回廊をめぐる交渉は行われているものの、今のところ設けられていない。町は包囲されていて、市民への支援の状況は厳しい」と述べました。

一方で、製鉄所内のウクライナの部隊の状況については「秘密の情報だ」として言及を避けました。

また、ロシア側が市民を対象に通行パスを発行する専用の窓口を設置したことを明らかにしたうえで、「ロシア軍はウクライナの市民を危険な存在と見なしてこのようなことを行っている」と述べ、市民の移動を制限し統制を強めていると指摘しました。

このほか、アンドリュシェンコ氏はマリウポリのロシア軍について、軍事侵攻が始まって以降、1万人以上の兵士が派遣されたとの見方を示し、「略奪や遺体を燃やすなど、戦争で起こりうる残虐なことはすべて行っている」と強く非難しました。

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