コロナ後遺症実態把握 12球団対象アンケートへ 日本野球機構

プロ野球で新型コロナウイルスに感染した選手などから後遺症とみられる症状があったという意見が寄せられていることから、NPB=日本野球機構は12球団を対象にアンケートを行い、実態把握を進める方針です。

プロ野球では各球団で選手やチーム関係者の感染が相次ぎ、とくに今月は楽天やDeNA、オリックスで感染者が出て公式戦が中止となる事態となりました。

NPBによりますと、これまでのところ感染した選手やチーム関係者の10数%から後遺症とみられる症状があったという意見が寄せられているということです。

このためNPBは12球団を対象にアンケートを行い、実態把握を進める方針です。

アンケートでは、具体的にどんな症状が出たかや症状が出た期間、それに医療機関を受診したかどうかなどについて聞く方針です。

NPBは、今後1週間から10日ほどかけて個別のデータを集めたうえで感染症の専門家に相談しながらどんな対応が求められるのか、球団向けのマニュアルを作成することにしています。

NPBの井原敦事務局長は「後遺症とみられる症状がある場合の対応を示して選手の参考にしてもらいたい」としています。