ウクライナから避難の女性 日本語学校に初登校 大阪

ウクライナへの支援を行う全国の日本語学校でつくるグループが生徒として受け入れたウクライナ人の女性が18日、大阪の学校に初めて登校し、授業を受けました。

全国およそ40の日本語学校で作る「ウクライナ学生支援会」は、ウクライナからの避難者を無料で生徒として受け入れる支援を行っていて、これまでに8人を受け入れています。

このうち先週、大阪の学校に入学したウクライナ人のユリア・チェピジコさんが18日、初めて登校し、日本語の授業を受けました。

チェピジコさんは、午前8時半ごろ登校して校内の施設を案内されたあと、授業では「ドラマとアニメを見ることが好きです」などと日本語で自己紹介していました。

この学校ではこれまでに3人の避難者を受け入れていて、周辺の飲食店などから食料を提供したいという申し出があるなど、生活支援については一定のめどがついているということです。

一方、厳しい状況での避難を余儀なくされたことなどからメンタルケアの必要性も検討しているということです。
清風情報工科学院の平岡憲人校長は「やっと仲間に入れたという気持ちではないかと思います。ちょっとずつ心が落ち着いてきたころに友達もでき、勉強も進むかと思います」と話していました。