新茶の初取り引き 最高値は1キロ200万円近く 過去最高に 静岡

新茶のシーズンを迎え、静岡市にある市場でことしの初取り引きが行われ、手もみの茶の最高値は1キロ当たり200万円近くと過去最高となりました。

初取り引きは静岡市葵区にある静岡茶市場で午前7時すぎから始まり、感染対策のため参加者をコロナ禍前の半分ほどに減らして行われました。

「仲立人」がそろばんをはじいて生産者や農協などの売り手と、茶問屋などの買い手に金額を示し、取り引きが成立すると3人が同時に3回手をたたく「手打ち」の音が会場に響きわたっていました。

最高値がついたのは、今月8つのJAが合併して誕生した「JAふじ伊豆」から出された手もみ茶「さえみどり」で、1キロ当たり196万8000円と平成31年の最高値を57万円余り上回り、昭和32年に初取り引きが始まって以来、過去最高となりました。
静岡茶市場によりますと、ことしは気温や降水量が安定して順調に育っているものの、17日の雨で摘み取り量が減ったため、平均単価も1キロ当たり5000円余りと去年より800円ほど高くなっています。
生産者の一人、太田昌孝さん(81)は「山間地で安心安全に飲んでもらえるお茶を作っています。納得の値段になってよかったです」と安心した様子でした。