古川法相 紛争から逃れる人“難民に準じて保護 法整備進める”

ウクライナからの避難民の受け入れを進める中、古川法務大臣はNHKの日曜討論で、紛争から逃れてきた人などを難民に準じて保護の対象とする新たな制度の創設に向けて、法整備を進める考えを重ねて示しました。

この中で古川法務大臣は、ウクライナからの避難民への支援について「迅速な受け入れを進めるため、身寄りのある人と、ない人におおまかに分けて支援を組み立てたが、いずれにしても必ず支援が行き届くようにやる。また、避難民を支援するNPOなどに対する支援で何をできるのか政府全体として検討していきたい」と述べました。

そして古川大臣は「難民条約上の難民だけでなく、それに準ずるような形で保護できるような制度をつくるべく作業を進めている。内戦や紛争による危険のために逃れる人たちに対して門戸を開くという思いで、制度を考えている」と述べ、紛争から逃れてきた人などを難民に準じて保護の対象とする新たな制度の創設に向けて、法整備を進める考えを重ねて示しました。

そのうえで「入管制度というのは、ルールにのっとって外国人を受け入れ、ルールに違反する人には厳正に対応することが基本だ。入管制度全体を改めていくため一体的な見直しを目指していきたい」と述べました。