林外相 中央アジアの旧ソ連諸国など訪問へ 大型連休の期間に

ウクライナ情勢をめぐり、林外務大臣は、大型連休にあわせ中央アジアにある旧ソ連諸国のカザフスタンとウズベキスタンを訪問する方向で調整を進めていて、政府要人と会談し、事態の改善に向けて連携を図りたい考えです。

政府関係者によりますと、林外務大臣は今月末からの大型連休の期間中、中央アジアのカザフスタンとウズベキスタンのほかモンゴルを訪問する方向で調整を進めています。

このうち旧ソ連諸国のカザフスタンとウズベキスタンは、今もロシアと結び付きが強いものの、今回のロシアの軍事侵攻をめぐっては平和的な解決を求める立場を示すなどしています。

これを踏まえ林大臣は、両国の政府要人と会談し、ウクライナ情勢の事態の改善に向けて連携を図りたい考えです。

林大臣は「昨今の国際情勢も踏まえ、自由で開かれた国際秩序を共に構築するパートナーとして、中央アジア諸国との連携強化に取り組んでいく」と述べています。

また、両国に続いて訪れるモンゴルは、北朝鮮と友好関係を維持していることから拉致・核・ミサイル問題の解決への協力も働きかけることにしています。