大谷翔平 今季1号 2号ホームラン 1番指名打者で出場

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が15日のレンジャーズ戦で今シーズン1号を含む1試合に2本のホームランを打ちました。

大谷選手は15日、相手の本拠地テキサス州アーリントンで行われたレンジャーズ戦に1番・指名打者で先発出場しました。

この日は、黒人選手として初めて大リーグでプレーしたジャッキー・ロビンソンさんの功績をたたえて選手たちが「42」の背番号をつけてプレーし、大谷選手も背番号「42」のユニフォームで1回の打席に入りました。

そして初球の高めの速球をとらえて右中間に運び今シーズン1号となる先頭打者ホームランを打ちました。

待望のホームランは開幕から8試合、31打席目で、大リーグ5年目でもっとも遅い1号となりました。

3回の第2打席でも3球目をとらえてレフトのポール際へ大きな当たりを見せましたが惜しくも切れてファウルとなり、次の球を見逃して三振でした。

しかし3点を追う5回ワンアウト一塁で迎えた第3打席で、2球目の高めのボールを完ぺきにとらえて、右中間へ2号ツーランホームランを打ちました。

6回の第4打席はファーストゴロ、9回の第5打席は空振りの三振で、この日は5打数2安打3打点で連続試合ヒットを「5」に伸ばし今シーズン初の打点と複数安打もマークしました。

エンジェルスは大谷選手の2本を含む5本のホームランで9対6で勝ちました。

大谷選手の2号ホームランは、相手ピッチャーの137キロのカットボールを振り抜き、打った瞬間にホームランを確信した様子でバットを片手で投げました。
飛距離は126.4メートル、打球速度は1本目と同じ173.8キロで、ベンチではチームメートにカウボーイハットをかぶせられ、笑顔でハイタッチを交わしていました。

大谷選手が1試合2本のホームランを打つのは大リーグで自身7回目です。

大谷「2本打ててうれしい 流れを取り戻して勝つことができた」

大谷選手は試合後、球団を通じて「2本打ててうれしい。特に負けていた展開で流れを取り戻して、最終的に勝つことができたのは自分にとってもいちばん大きかった」というコメントを発表しました。

満塁で敬遠 大リーグで14年ぶりも押し出し含め3失点

大リーグで15日に行われたエンジェルス対レンジャーズ戦で、エンジェルスが満塁のピンチで相手の強打者を敬遠して1点を与えるという珍しい作戦を見せました。

エンジェルスは4回、レンジャーズに2対3と逆転されて、なおワンアウト満塁の場面で、強打者の2番・シーガー選手を迎え、マッドン監督は申告敬遠を指示しました。

満塁からの敬遠に球場のファンは騒然としましたが、押し出しで1点が入り、エンジェルスは続くバッターに犠牲フライを打たれ、ピッチャーのボークもあって合わせて3点を失いました。

大リーグで満塁の場面から敬遠のフォアボールで押し出しとなったのは、2008年のレイズ対レンジャーズ戦で、レイズが4点をリードした9回にレンジャーズの強打者だったジョシュ・ハミルトンさんが敬遠されて以来、14年ぶりで、この時レイズの監督を務めていたのもマッドン監督でした。

このほか、通算ホームラン762本の大リーグ最多記録を持つバリー・ボンズさんが、ジャイアンツ時代の1998年にダイヤモンドバックス戦の2点を追う9回ツーアウト満塁で敬遠されたことがあり、この2回はいずれも敬遠をしたチームが押し出しのフォアボールによる1失点で抑えていました。

大谷に白いカウボーイハット ホームラン後の新たな「儀式」

この試合、大谷選手はホームランを打ってベンチに戻った際に、チームメートに白いカウボーイハットをかぶせられ、笑顔でハイタッチを交わす場面がありました。

これはホームランを打った選手をベンチで出迎える際に今シーズン、チーム内で行われている「儀式」で、今月12日のマーリンズ戦で主軸のレンドーン選手が今シーズン1号ホームランを打った時から始まりました。

球団によりますと、白いカウボーイハットはチームの「クオリティー・コントロール・コーチ」を務めるティム・バスさんがベンチに持ち込み、今シーズン、ヤンキースから加入したウェイド選手がレンドーン選手にかぶせたということです。

ウェイド選手は「チームにホームランが出た時の雰囲気が好きなので、これからもできるだけ多く帽子を頭に乗せたい。大谷は世代を超えたすごい選手なので彼のそばにいられるのは本当にうれしい」と笑顔で話していました。

昨シーズン、大谷選手がホームランを打った際には、チームメートのホセ・イグレシアス選手がベンチ前で出迎えて抱き合うのが慣例となっていましたが、イグレシアス選手は昨シーズン終盤に移籍したため、当面は白いカウボーイハットがホームラン後の新たな「儀式」になりそうです。