ウクライナ侵攻 中国国営メディア 一貫してロシア寄りの立場
ロシアによるウクライナ侵攻について、中国の国営メディアは一貫してロシア寄りの立場で、ウクライナ情勢のニュースを伝えています。
中国中央テレビは、ロシア政府が西部のブリャンスク州やベルゴロド州がウクライナ軍から攻撃を受けたと主張していることについても、ロシア側の発表をもとにニュースを伝えています。
また、15日のニュース番組でも、アメリカと対立するイランの専門家や、ロシアの政党関係者を出演させ、アメリカやNATO=北大西洋条約機構に対する批判を展開しています。
ウクライナ情勢について北京市民にインタビューしたところ、ロシアに理解を示す声も一部で聞かれました。
このうち、20代の女性は「戦争は人類にとってよくないが、ウクライナはやりすぎだと思うので、ロシアは戦うべきだ」と話していました。
また、20代の男性は「私たちはイデオロギー的にロシアに近いので、世論は多かれ少なかれロシアに向いていると思う。しかし独立した考え方で偏りなく見ていく必要がある」と話していました。