世界遺産 高野山の参道 NHK発注の工事で破損

和歌山県高野町にある世界遺産、高野山をめぐる参道でNHKが発注したテレビ中継放送所の工事によって路肩や木製の階段の一部が破損しているのが見つかり、県教育委員会は文化財保護法に違反するとして、工事を中止するよう指導しました。
NHKは「必要な許可を得ず作業を行い、貴重な文化財を破損してしまったことを深くおわびいたします」としています。

破損が見つかったのは、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部で国の史跡にも指定されている「高野参詣道女人道」です。

和歌山県教育委員会によりますと、NHKが発注したテレビ中継放送所の工事で13日、およそ200メートルにわたって無許可で参道に土のうが敷き詰められているのが見つかりました。

現場を確認したところ、その上をキャタピラーがついた資材の運搬機が走行した形跡があり、参道の路肩や丸太で作られた階段の一部が破損していました。

県教育委員会は文化財保護法に違反するとして、施工業者に対して工事を中止するよう指導するとともに、今後、法令に基づき厳正に対処していくとしています。

NHKは「必要な許可を得ず作業を行い、貴重な文化財を破損してしまったことを深くおわびいたします。関係機関の指導に従い、修復などに適切に対応してまいります。改めて文化財の保護を徹底します」としています。