東京 コロナ入院患者 再び2000人超 “感染防止対策徹底を”

東京都内では、新型コロナウイルスに感染し入院している人が徐々に増え、14日、再び2000人を超えました。第6波のピークの半数程度ですが、都は入院患者が増加すると医療への負担が増すことが懸念されるとして、感染防止対策の徹底を呼びかけています。

都内の入院患者は14日までの8日連続で増加し、14日、2000人を超えて2027人となりました。

2000人を超えるのは先月28日以来です。

第6波のピークはおよそ4300人でまだ半数程度ですが、今月に入って徐々に増加しています。

病床使用率は、14日時点で27.6%で、およそ60%まで上昇した第6波のピークと比べると30ポイント以上低くなっていますが、ここ数日わずかに上昇しています。

また、オミクロン株の特性を踏まえた基準で集計した重症患者用の病床使用率は、最も高かったことし2月22日が36.3%だったのに対し、14日時点では6.8%でした。

都の専門家は、「BA.2」系統のウイルスへの置き換わりによって、感染の再拡大の危険性が高いと分析していて、都は、特に高齢者に感染が広がれば、入院患者の増加で医療への負担が増すことが懸念されるとして感染防止対策の徹底を呼びかけています。