鈴木財務相 来週のG20出席意向「ロシアの暴挙抑えるよう努力」

鈴木財務大臣は、来週ワシントンで開かれるG20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に対面で出席する意向を示したうえで、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について「国際社会全体としてロシアの暴挙を抑える方向にできるよう努力したい」と強調しました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻以降、G20による初めての閣僚級の会合となる財務相・中央銀行総裁会議が、来週ワシントンで開かれます。

これについて、鈴木財務大臣は15日の閣議のあとの記者会見で、「今のところ出席するつもりで準備を進めている。国会に対しての了解もお願いしているところだ」と述べ、対面で出席する意向を示しました。

そのうえで、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻をめぐり、「主権と領土の一体性を損なう行為で、力による現状変更を進めている。その過程で女性や子どもを含めた市民がたくさん殺される戦争犯罪だ。国際社会全体としてロシアの暴挙を抑える方向にできるよう努力したい」と強調しました。

一方、焦点になっているロシア側のG20への出席について、鈴木大臣は「各国の参加の有無は、各国政府から議長国のインドネシアに対して登録がなされるもので、日本政府として答える立場にはない」と述べました。

「“悪い円安”の傾向が強い」

鈴木財務大臣は、15日の閣議のあとの記者会見で、このところ外国為替市場で円安が進んでいることに関連し、「悪い円安とはどういうことか」と問われたのに対して、「円安が進んで、輸入品などが高騰している。ウクライナの情勢も加わってそういう傾向が強いが、それに応じて原材料費を十分、価格に転嫁できないとか、賃金が価格の伸びを大きく上回るようなところまで伸びていない環境については、悪い円安と言えると思う」と述べました。